ちゃんとしたい、しなければならない、こうじゃないといけない、これができない自分はダメだ、などと自分に対して完璧さを求めてしまっていませんか?
今日は、「完璧」の言葉がどうしても頭から離れない人へ向けて記事を書いています。
考えてみると、「完璧」ってどこまでのこと?
って思いませんか?
例えば、台所、
昔、親戚のおばさんから聞いた話ですが、
夫婦2人暮らしで専業主婦の奥さんがいて「暇で仕方ないから、毎日、食器棚のお茶碗を出しては拭き掃除をしているのよ」と。
こういう話を聴いたとき、人によっては完璧に掃除をして凄いねと思う人もいれば、よっぽど暇なのねと思う人もいます。
私の場合は、母が部屋の掃除、料理、お茶碗洗いに対して厳しく、いつ寝てるのと言うくらい仕事で忙しかったのに、ほんとにゴミ一つ落ちていないし、いつも綺麗に片付いていたため、
私も、同じようにできないとダメだと思っていましたし、母の事を何でもできる完璧な人だと思っていました。
そこに関しては完璧だったかもしれませんが、それ以外も完璧かと言ったら完璧じゃないところはたっくさんあったんですよね。
また、クライアントさまの例をお話しすると、料理や掃除などはいい加減で料理も美味しくなかったけど、勉強に関してはうるさく、テストの点数が100点じゃないと怒られ「やっぱりあなたはダメだね」と言われ自分は完璧じゃないからダメだとずっと苦しかった、という方もいます。
人によってみんな違うということ。
考え方も価値観も。
以前、クライアントさまから「味噌汁の作り方を教えてください」って言われたことがあります。
私は味噌汁をつくる時に、いりこで出汁を取るのですが、
その「いりこ」がどこに売ってあるかも知らないと言われたので「スーパーにいって探してみて、必ずあるから」と、そこからお話をしたことがあります。
この話、人によっては「味噌汁の作り方も知らないの!?」と思う人もいるでしょうし、「そう私も味噌汁はいつもインスタントしか飲んだことがないから知らないのよね」と思う人もいるでしょう。
だから、味噌汁の作り方を知らない私はダメ、ではないのです。
このクライアントさまは、味噌汁の作り方は知らなかったのですが、ある事に関しては、とても綺麗なものを作る事を仕事にされていましたから。
完璧っていう基準も人によって違いますよね。
人によって、何に対しても基準の違いがあります。
私は、この事に長い間気づけなかったため、人と仕事をする時に基準の違いが職場での悩みの一つになっていました。
私にとって、ここまでやったら完璧にできた、良かったって事が、人によって、そこまでやらなくてもいいじゃないという事の方が多かったので、それが私にとってはわりと大きな悩みでした。
茶碗洗いにしても、料理をするにしても、書類を作るにしても、人によって基準はそれぞれです。
なので、どこまでいったら完璧って決まりはないということを知ってもらえたらいいなと思います。
まとめ
完璧にしなければ、、、
この考えは、皆さん親から子どもの頃に繰り返して言われてきた言葉や、親から受けた嫌な行動が元になって、完璧主義の考えが身についています。
ですから、まずは、その親から言われてきた言葉や親の行動が「おかしくなかったか」と考えてみてください。
人にとって自分の親は普通で当たり前という感覚になってしまいます、だから、気づくまでに時間がかかる場合があります。
私も、母親から言われてきた言葉を信じてしまい、完璧主義にとらわれてしまったことで、40歳近くまで人生がほんとうに全然よくなりませんでした。
自分が楽しくて好きで完璧にしたいことはすればいいと思います、ですが、どう考えても、そこを完璧にしないでいいよねってところは、その考えを手放して、違うところにエネルギーを使った方が自分も楽になりますし、大きく考えたら人生も自分の望む方へ進んでいきます。