あなたは何かに悩んでいますか?
私も悩み続けてきた人生でした。悩んでいる時は苦しく悲しいですよね。
こんな私はダメだと自分を責めるし、自己評価もとても下がります。
だけど、今考えても悩んでいるその時もやっぱり自分のことをどこかで大切に思っていたと思うんですよね。
皆さんもそうではありませんか?
悩むのは自分のことが大切で、心や身体や頭のどこかで自分には価値があるとわかっているからです。
さて、その悩みから解放されるためには何かきっかけが必要です。
それは何でしょう?
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それは、「気づく」ことなんですね。
まずは「気づく」ことです。
私が最初にあれっ?と思ったのは、夫と結婚して7年たった頃でした。
それまで人間関係や夫婦関係でずっと悩んでいたのですが、ある時「私は義父に似ているところがあるから義父が苦手なのかな?」とふと思ったのです。
その時は、「あぁそうなんだな」と思い、「それがわかって良かったわ」くらいで終わりました。
次の時は。
私は40歳の時に家族以外全て失いました、その時の夫を見ていて「なぜ?」という行動が増えていったんですね。
仕事はするのですが、全然必死ではないんですよ。
妻も子どもも4人もいるのに、どこか他人事で、「どうにかなるだろう」「誰かがどうにかしてくれるだろう」という雰囲気なんですね。
この時は本当に毎日のように喧嘩をしていました。
「このままだと子どもたちに食べさせるものもないから仕事を増やしてほしい」と話すのですが、話が伝わらず私に怒り出すのです。
私は人間と話しているんだよね?夫と話しているのよね?子どもたちの父親と話しているのよね?と私の頭の中は?だらけ。
話がまったく通じない、なぜ?なぜ?なぜ?となり、もうどうしようもない情けない気持ちや悲しい気持ちがこみ上げていました。
(なぜ夫はわからなかったのか、今は夫も反省し理由もわかっています。本当に我儘な子どもだったのです)
なぜ話しが通じないのだ!?、これが毎日続きました。
話しが通じないので、夫は行動しません、なので仕方なく私の仕事の量をどんどん増やしていきました。
夫と結婚してからも睡眠も十分とれずに仕事をしていましたが、それからも睡眠を削り仕事と家事をこなしていました。
私ができないところは夫ではなく、子どもたちが助けてくれていましたね。
今こうやって書いていても、本当にあの時の夫は情けないと思います(笑)
それにとってもいい夫に見えるんですよ、他人からは、だから本当に当時は悔しい思いを抱えていました。
そんな人だと夫のことがわからず結婚した私が本当にバカなんですが、これも私の母親との関係が夫との関係になっているので仕方ありません。
それで、がむしゃらに動いていたためまだ気づけませんでした。子どもたちに食べさせて学校に行かせないといけませんからね、必死でした。
でも、そうやって働いていたらある時身体が先に動かなくなったんですよね。本当に不思議なんですが、動きたくても身体が動かないんです。
そして、その状態で泣きたくもないのに涙が勝手に流れてとまらなくなりました。
泣くことはいけないこと、泣いたらいけないと母親に言われて生きてきたので人生でほとんど泣いたことがなかったんですね。
だから自分でもこんなに人は泣けるのかと驚きました。
そして、この時に初めて「もしかしたら何かあるのかもしれない」「もしかしたら私の何かがおかしいのかもしれない」と気づくことができたのです。
本当にこの瞬間が私のここまで来れた最初の「気づき」でした。
こうして私のことを書くのは、自分のためではなくアダルトチルドレンの人に届くように、私と同じことをしていないか気づけるようにという思いで書いています。
なにせアダルトチルドレンの人はどこまでも頑張ってしまうので、なかなか気づけないからですね。
あなたも気づける何かがありませんでしたか?
人は本当に困らないと変わらない。
と言われています。
人が本当に困るとはどういうことでしょうか?
大きく3つのことがあるようです。
一つ目は、健康です。
二つ目は、離婚など異性との関係です。
三つ目は、お金です。
だいたいこの三つと言われています。
この三つのことが原因になって気づき、そこから人生を変えていく人は多いようです。
アダルトチルドレンの人でいうと、
四つ目に子育てが入るようです、子どもを育てるようになって「もしかして私はアダルトチルドレンなのかな?」とカウンセリングを申し込まれる人が多いからです。
人が何かに気づけるということは本当にいい事です。
気づけたら次の行動に繋がるからです。
そこからどんな人生に繋げることができるか楽しみになってくるはずです。
人はどれだけでも成長できるとクライアントの皆さんを見て日々感じています。
まとめ
「気づける」までには時間がかかることもあるでしょう。
だからカウンセリングを受ける、話を誰かに聞いてもらうことを特別なことだと思わずに美容院に行くのと同じように、
歯科にメンテナンスに行くのと同じように楽に考えてみるのもいいと思います。
でも、居心地がよく気持ちのいいところ、安心できるところを選んでくださいね。
身体が感じる感覚を大切にしましょう。