今日は「子育てがしんどい 子育てが楽になるには」というお話をしたいと思います。
あなたの中にいるインナーチャイルドのお話
ここで顕在意識と潜在意識のお話をしたいと思います。
よく潜在意識の話に出てくる氷山の画像です。
私という存在はこの氷山のすべてと見てください。
海面から出ている部分が顕在意識(表層意識)、海面にかくれている部分を潜在意識(深層意識)といいます。
私たちはふだん海面から出ている顕在意識の部分をのみを「自分」だと思い生活していると言われます。
顕在意識 2%~5%
潜在意識 95%~98%
日常生活の中で私たちはたったこの5%の顕在意識を自分だと思って生きているのです。
ですが、実は自分でわからない潜在意識の95%もの部分が毎日の暮らしに大きく影響していると思ったほうがよさそうです。
わからない95%の部分は海面の下と同じで見えないということなんですね。
それでは、わかりやすいように次のように考えてみるようにします。
顕在意識 5 : 潜在意識 95 、
顕在意識 1 : 潜在意識 19 とします。
顕在意識 1 = 自分が自分でわかっているその年齢の私
潜在意識 19 = 自分がわかっていない0~6歳までの子どもの私 = インナーチャイルド
大人の私が1人、
わたしの中に0~6歳までのインナーチャイルドが19人いると考えてみましょう。
私たちの中には0歳から6歳までの小さな子どもたちがいつも一緒にいると思ってください。
そして、イメージしてみましょう。
保育園の教室があります。
前に大人のあなたが一人立っています、顕在意識、今の年齢のあなたですね。
そして、あなたの目の前の小さな椅子に0歳から6歳までの小さな19人の子どもが座っていると思ってください。
19人全員があなたです。
前に立っている大人のあなたが19人の子どもたちに、「みんな~、元気ね〜?」などと声をかけました。
さて、0歳から6歳までの19人の子どもたちはどんな様子でしょうか?
どんなことを思い考え、どのような感情を持っているかわかりますか?
わりと聞いた時に皆さんわかられるようで、
「楽しくない」とか「悲しい」とか「怖い」と思っているようです、と言われます。
あとはそうですね。
面倒くさい、嫌だ、拗ねている、苦しい、ちょっとだけ楽しいって思っているのもいますとか、よくわからない、
泣いている、笑っている、このくらいは出てくるようです。
さて、あなたはいかがでしょうか?
この時に出てきたもの、実はあなたが子どもの頃にあなたと親や大人との関係の中で感じた感情をあなたの中に閉じ込めたものなんですね。
このインナーチャイルドの思っていること、感情が子育てが辛いことととても関係しているのです。
なぜ子育てが辛いのでしょうか?
先ほどお話したように、子育てが辛いのはインナーチャイルドが関係しています。
インナーチャイルドの年齢は0歳から6歳なんですね。
目の前にいる子どもの年齢も同じくらいなんです。
私たちはふだん私は大人で親だと思っているので、まさか自分の子どもに自分のインナーチャイルドがやきもちや嫉妬をしていると思ってもみないと思うのですが、
実は子育てが辛い理由はあなたの中のインナーチャイルドが自分の子どもに対して、やきもちを妬いたり嫉妬をしているのが理由なのです。
例えばあなたの中のインナーチャイルドはあなたの子どもにこんなことを思っているのです。
・私は子どものときに我慢していたのになぜあなたは我慢できないの?
・あなたはいいわよね、私は誰にも甘えられなかったよ!
・私はあんなに頑張ってきたのに、なぜあなたは頑張らないの?
・私には色々買ってくれる親はいなかったのに。
・私はそれを言ったら怒られていたのよ。
こんなことをあなたのインナーチャイルドはあなたの子どもに思っているのです。
そして、これはあなたの中に子どもの頃に閉じ込めた感情たちなんですね。
閉じ込めてしまった感情が、あなたが自分の子どもを育てる時になって初めてあなたの中から出てくるようになったのです。
それが子育てが辛い理由なのです。
子育てが楽になるためには?
結論から言うと、子育てが楽になるためには少しの時間と、話を聞いてもらえる人が必要です。
そしてあなたの中にある親への恨みや悲しみ怒り、恐怖などの感情を出してあげることが必要です。
これをしない限り、子どもを育て続ける中でずっと出てくるでしょう。
ずっと苦しい思いが続くし、子どもをどう育てていいかわからないのです。
1、あなたが聞いてもらいたいことを気が済むまで聞いてもらう
2、あなたの中の感情を吐き出していく
3、子どもをどう育てるといいか知らないことを聞く
4、同時にできるところから行動をしていく
この順番にやっていくと、子育てが楽になるし、楽しくなっていくでしょう。
まとめ
両親に子どもの頃にしっかり甘え、正しく依存し、子ども時代を楽しく豊かに育っていない人が大人になり結婚し、親になります。
親になり子育てを始めると、それはもう自分の中のインナーチャイルドと、目の前にいる大切な子どもたちとのたたかいになります。
子ども時代に子どもとして生きてこられなかった人はインナーチャイルドがちゃんと大人になっていないからなんです。
自分の中にいる0~6歳までのインナーチャイルドをまずは甘えさせ、正しく依存させることです、
それができるとインナーチャイルドが満たされ成長しますので、自分の子どもの親として楽しく強く向き合うことができるようになります。
そのためには人の力を借りる事です。
なぜかというと、自分の中にないものは認識できないからです。
あなたは子どもをどう育てるといいのかあなたの中にあるでしょうか。