子どもと遊ぶのがしんどいですか?
今日の記事は、子どもと楽しく遊んであげたいのに、心と身体がしんどくて楽しく遊んであげられないと自分を責めてしまうお母さんに向けて書いています。
お話を始める前に、、
子どもとほんとうは遊んであげたい、と思っているだけでもいいお母さんなので、自分を責めることはやめてくださいね。
私はこれまで、たくさんのお母さんのお話を聴いてきましたが、良い悪いは抜きにして、子どもと遊んであげたいと思わないお母さんもいました。
私の母も、子どもの私と遊んであげたいと考えない親でした(親子関係は当たり前すぎて、親のことがよく分からないものですが、5年前に母と一緒に暮らし始めてから分かったことです)
親に遊んでもらっていない場合、大人になった時にどういう状況が生まれるかを考えた時には、やっぱり親は子どもと遊んであげたほうがいいと私は思っています。
(特に核家族化して、近所の子どもたち同士が遊ばなくなった現在の状況を考えたら、今の親の役割として子どもと遊んであげることはとても大切なことです、(親の役割がたくさんありすぎて大変ですが))
でも、子どもと遊ぶのがしんどい、どう遊んであげていいか分からない、そう思うお母さんはたくさんいます。
私も、子どもが小さかったころ、子どもたちとたくさん遊んであげたいのに、遊ぶことがほんとうにしんどかったです。
今でも、長女と長男が3歳と1歳の頃に、遊ばせようと公園に連れて行って、なぜ、こんなにしんどいんだろうと冬の寒い中思っていたことを覚えています。
子どもと遊んであげたいのに、遊んであげられない原因は、
1、親子関係にあります。
あなたは、子どもの頃、親に遊んでもらいましたか?
または、おじいちゃんやおばあちゃん、近所のあなたより少し歳上のお姉さんやお兄さん、に遊んでもらったことがありますか?
毎日の暮らしの中で遊んでもらう時間が毎日、少しでもあったでしょうか?
クライアントさまの話ですが、
・お母さんと遊んでいると自分が少しでも失敗したりできないと、お母さんがイライラし始めて怒り始めるため、楽しくなくて嫌な気持ちになるため親と遊ばなくなった。
・いつも元気がなくて、イライラしながら家事もするようなお母さんだったため、遊んでもらうことなんてなかった。
・自分が楽しいことをすることが好きなお母さんで、子どもと遊ぶことは面倒だと思っていたようで、遊んでもらうことはなかった。
・親は仕事と家事だけしていればいいと考えていたような親だったため、遊んで欲しいと言っても遊んでもらえなかった。
・父親は平日は仕事、休みの日は寝てるか、自分の好きなことだけをしていたため、父親と遊んでもらった記憶がない。
このように、クライアントさまの家庭の多くが親に遊んでもらったという経験がほとんどないのです。
人は、色々な経験をして身体や心で覚えて物事をできるようになっていきますし、人にもしてあげられるようになります、なので、このような家庭で育って、親から遊んでもらったという経験がないと、
親になって子どもができた時に、どう遊んであげるといいか分からないし、遊んであげても、しんどかったり、辛い気持ちになるのです。
2、何を子どもの頃から食べてきたか。
食べ物が関係あるの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
私たちの身体は全て自分が食べたものでつくられています、私もこんな当たり前のことに長い間、気づけなかったというか、食べ物に関心がなかった時期が長くありました。
ほんとに心がしんどい時期は、食べなくてもいい身体になれるならいいのにと考えることもありました。
これは、本当によくない考え方です。
先ほども話たように、私たちの身体は食べているもので作られていますので、何を食べるかで身体や気持ちが元気が出るか出ないかが決まります。
私もそうでしたが、クライアントさまの家庭の多くは、白米、菓子パン、砂糖を過剰に食べてきた家庭が多く、卵やお肉、魚などのタンパク質をほとんど食べられない身体になっていましたし、冷たい野菜や冷たい飲み物が多くなっている場合もありました。
これだと、子どもと遊べるような元気は出ないんですよ。
私は、どちらも経験しているので、よく分かるのですが、身体に必要なものを食べていると頑張らなくても身体が先に動くようになります。
ですから、子どもと遊ぶ元気が出ない、気持ちが向かないのなら毎日食べているものを少しずつでいいから変えてみることです。
3、感情が溜まっていないか
子どもと遊ぶのが辛いお母さんの多くは、子どもの時の未消化の感情が溜まっています。
私たちは、楽しそう!と思うから好きなところへ遊びに出かけますし、安心だなと思うから自分の部屋で過ごすことができます、
反対に、何だかここは嫌だなと思うとその場所から離れますし、あの人何か怖いと思うからその人に近づきません。
このように人の感情は行動に繋がっているので、子どもの時の解放されていない感情がそのまま溜まっているとしたら、、、
子どもと遊ぼうとすると「私は親に遊んでもらわなかったのに、なぜ私は子どもと遊んであげないといけないの!?」という怒りが出てきますし、
「遊んであげたいのにどうやって遊んであげていいのか分からない」と悲しい気持ちになるなど、子どもの頃のそのままになっている感情が邪魔をして子どもと遊ぶことができない状態をつくるのです。
ですから、未消化の感情をしっかり解放してあげることが必要なのです。
まとめ
子どもと遊んであげることは、子どものその後の人生に大きく影響を及ぼすことを知ってください。遊んであげることで子どもの人生は良い方へ向かいます。
私は、最近また改めて、親になるのは本当に大変なことだと認識することがたくさんありました、ですから、子どもと遊んであげることも大変だと分かります。
ですが、子どもがまだ小さい頃の大変さと、子どもが成人した後の大変さは違います。
親が歳をとった時の事を考えると、まだ親が若く身体が動く時に少し頑張ってでも子どもと遊んであげることが逆に歳を取った時の親自身のためにもなるのです。
子どもは可愛いし、本当は楽しい気持ちで子どもと遊んであげたいと思っていて、でも、できないんだよと悩んでいるなら、たくさん話を聞いてもらい、感情を解放してもらって親自身の心と身体を軽くしてあげるといいでしょう。