この記事では、顕在意識と潜在意識、そしてインナーチャイルドについてお話をしています。
カウンセリングを受ける時に、顕在意識と潜在意識、インナーチャイルドの知識があると
自分が何をしているか、何をしていくか分かりやすいため頭の中にちょっと入れておくといいですよ。
顕在意識と潜在意識
カウンセリングを初めて受ける人の中には、顕在意識や潜在意識、インナーチャイルドの言葉を知らない人もいます。
最初はよく分からないかもしれませんが、簡単に考えてもらっていいので、自分の中に顕在意識と潜在意識ってのがあるんだな、という感じで読んでみてください。
顕在意識と潜在意識を氷山に例えてみます。
氷山のほとんどは海面の下にあって、海面の上に出ているところがどんなに小さくても海面の下に予想もつかないほど大きな部分が隠れているので、船の航行ではそこまで考え注意をしないと大変危険です。
そのままの見た目だけで判断すると大変な思いをすることがあるという事です。
この氷山の海面の上に出ている部分を「顕在意識」、海面の下に隠れている部分を「潜在意識」と考えます。
そして、顕在意識はおよそ2%~5%、潜在意識は95%~98%と言われています。
人間も同じで海面の下に隠れている潜在意識が私たちの予想もつかないほど、人生に大きく影響を与えているのかもしれません。
潜在意識=インナーチャイルド
ここではわかりやすく顕在意識5%、潜在意識を95%と考えます。
私たちは、自分が自分だと認識している顕在意識はたったの5%です、ですから、私たちの人生は95 %を占めている潜在意識に支配されていると言ってもいいでしょう。
ここで、もう少し顕在意識と潜在意識をわかりやすく、潜在意識をインナーチャイルドに例えて考えてみます。
顕在意識 5 : 潜在意識 95
5:95=1:19とします。
顕在意識 1、を現在の実年齢のあなたと考えてください、今の状況がわかっているあなたです。何に悩んでどこに住んでいるかなど私が私と思っているあなた(一人)と考えます。
潜在意識 19、をあなたの中の0歳から6歳までのインナーチャイルド(19人いる)と考えてください。
あなたの中にいる0歳〜6歳の19人のインナーチャイルドをイメージしてみる
ここで、あなたの潜在意識の状態をイメージしていただきます。
目を閉じてイメージしてみてくださいね。
先ほどお話した顕在意識のあなたが保育園の教室の前に立っています、その目の前にあなたのインナーチャイルド0~6歳までの19人の子どもたちが椅子に座っています。
前に立っている顕在意識のあなたは、目の前にいるインナーチャイルドの状態がどう見えるでしょうか。
笑っていますか?
泣いていますか?
不安そうですか?
怒っていますか?
どんな子どもたちがいるでしょうか?
私が過去イメージした時は次のようなインナーチャイルドがいました。
・寂しそうに下を向いている子
・人のことが気になってきょろきょろしている子
・不安そうに悲しそうにしている子
・必死に頑張らないといけない!と思っている子
・くたくたで元気がない子
過去の私の潜在意識(インナーチャイルド)の状態でした。
最初は上手にイメージできないかもしれませんが、少しずつやってみると、イメージできるようになります。
自分と向き合う事なので、人によっては辛くなってしまうかもしれません、その時は無理にしなくていいと思います。
もう大丈夫そうと思えた時に再度試してみてくださいね。
インナーチャイルドの話をしっかりと聞いてあげる
少しだけ、余談ですが。
夫婦喧嘩ってありますよね。
あれって、実は、インナーチャイルド同士が喧嘩をしているんですよ。
O〜6歳のインナーチャイルド同士が、「分かってよ!」「分かってくれない!」などと喧嘩をしているのです。
こう考えて見ると夫婦喧嘩も何だかおかしいですよね笑
このように、人の気持ちには大人になっても子どもの頃の思いや感情が残っているのです。
残っているから、
・分かってくれない
・認めてくれない
など、人に対して不満な気持ちが出てしまうのです。
ですから、自分を変えるためには、インナーチャイルドの話をまず聞いてあげることが一番大事なのです。
自分で聞ける人は聞いてあげるといいですし、誰かに聞いてもらいたい人は話を聴いてもらえる人を見つけておいて聴いてもらってください。
ある程度、しっかり聴いてもらうと今現在のあなた自身が落ち着いてきますし、表情もスッキリ、身体も軽くなりますよ。
あなたは次の項目に当てはまりませんか?
男兄弟と差別されてきた
母親が仕事中心の生活だった
母親から感情的に怒られることが多々あった
転んだり怪我をしても母親から「大丈夫?」と言われたことがない
家族揃って楽しい会話をしながら夕食を食べたことがほとんどない
母親が自分がいかに大変な人生を生きてきたか散々聞かされて育った
子どもの自分よりよその子どもを褒めたり大切にするような母親だった
母親の嫌なこと苦手なことを押し付けられてきた
母親が過干渉、過保護、無関心のどれにも当てはまる
母親をかわいそうと思って母親を助けてきた人生だった
母親の近くにいると居心地が悪くて本当は嫌い、だけどやっぱり母親だからと縁を完全には切れなくてしんどい
子どもと楽しく遊んであげたい気持ちはあるが、しんどいな〜早く1人になりたい、横になりたいと思ってしまう
夫をいざという時頼れないためいつも不安な気持ちがある
夫が子育てや家事に協力的ではないため1人で頑張らないといけなくて身体も心もしんどい